【映画好きおすすめ】キネマの神様|あらすじ・感想|原田マハ

これぞハートウォーミングな小説。
ギャンブル好きのダメな父親が最後まで愛してやまなかったのは「映画」だった。その気持ちは周りにも伝わり、家族愛、友情など様々な”人情”が溢れる温かく優しい物語。

作者は「楽園のカンヴァス」や「本日はお日柄も良く」などで知られる原田マハさんです。アート作品や女性の力強さを描いた作品が多い原田さんですが、この『キネマの神様』はダメな父親が取り巻く人情劇。

そんな『キネマの神様』のあらすじ・感想をまとめてみましたので参考にして下さい。

この本の評価
面白さ
(3.5)
内容
(4.0)
読みやすさ
(3.5)
感動
(3.5)
総合評価
(3.5)

あらすじ

無職の娘とダメな父。ふたりに奇跡が舞い降りた! 39歳独身の歩は突然会社を辞めるが、折しも趣味は映画とギャンブルという父が倒れ、しかも多額の借金が発覚した。 ある日、父が雑誌「映友」に歩の文章を投稿したのをきっかけに歩は編集部に採用され、ひょんなことから父の映画ブログをスタートさせることになった。〈ゴウ〉のハンドルネームで父が書くコラムは思いがけず好評を博し、借金とギャンブル依存から抜け出せそうになるが、ある時〈ローズ・バッド〉を名乗る覗の人物に反論されて……。 〝映画の神様〟が壊れかけた家族を救う、奇跡の物語。

「Book」データベースより

ネタバレ注意

39歳・独身の歩は突如仕事を辞め、無職になる。
そんな歩にはギャンブル依存症のどうしようもないダメな父親・円山郷直がいた。

ある日、歩の父親・円山郷直は心筋梗塞で倒れてしまう。それに加え、ギャンブルのせいで多額の借金が見つかる。
名画座「テアトル銀幕」の支配人・寺林新太郎は何十年もの間、常連客であった郷直が倒れたことと借金のことを知り、気がかかりでならない。
頼りの娘・歩も仕事を辞め今では無職…。

病室にいる郷直は、あるブログの存在を知る。病院を抜け出し、歩の文章を投稿する。打ったメールが映画雑誌「映友」の編集部に届き、歩は編集部に採用されることに。

そんなこんなで始まった”ゴウ”の映画ブログは意外にも好評を集め、2人の親子にも一筋の光が見え始める。

親子の絆は改善されるのか?
そして長年い愛されたキネマの支配人との友情は ─。

感想

原田マハさんらしい、とてもやさしい物語。
一度、壊れかけた家族の絆が戻ってくるあたりは感動してしまいます。

「楽園のカンヴァス」のような話の展開に意外性はあまりありませんが、家族の愛情や名画座の支配人との友情であったりと父・郷直の人情に熱い姿に心打たれてしまいました。

欲を言えば、もっと昔ながらの映画の情報が盛られていると大満足だったようなきがします。これでも十分なのですが…。

最近ではあまり見かけなくなった「キネマ」の良さであったり奥深さなどが感じられるとても温かいストーリーです。
映画が好きな方も、そうでない方も楽しめる作品でした。

ぜひ、読んでみてください。

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