「銀河鉄道の父」読んだ感想|門井慶喜|あらすじ・内容

「銀河鉄道の夜」「風の又三郎」「注文の多い料理店」数々の名作を生み出してきた宮沢賢治はどのような幼少期を過ごしていたのか?

また、そんな天才を育て上げた父親はどんな人物でどんな育て方をしていたのか?この一冊にすべてが詰まっています。

『銀河鉄道の父』は門井慶喜さんの作品で第158回直木賞を受賞したことでも話題になりました。宮沢賢治の幼少期から成長していく過程をテーマにした明治時代らしい写や言葉回しで構成されている物語です。

この本の評価
面白さ
(3.5)
内容
(3.0)
読みやすさ
(3.5)
感動
(3.0)
総合評価
(3.5)

あらすじ

明治29年(1896年)、岩手県花巻に生まれた宮沢賢治は、昭和8年(1933年)に亡くなるまで、主に東京と花巻を行き来しながら多数の詩や童話を創作した。

賢治の生家は祖父の代から富裕な質屋であり、長男である彼は本来なら家を継ぐ立場だが、賢治は学問の道を進み、後には教師や技師として地元に貢献しながら、創作に情熱を注ぎ続けた。

地元の名士であり、熱心な浄土真宗信者でもあった賢治の父・政次郎は、このユニークな息子をいかに育て上げたのか。

父の信念とは異なる信仰への目覚めや最愛の妹トシとの死別など、決して長くはないが紆余曲折に満ちた宮沢賢治の生涯を、父・政次郎の視点から描く、気鋭作家の意欲作。

「Book」データベースより

ネタバレ注意

時は明治29年(西暦1896年)。
岩手県の田舎町に住む宮沢家に1人の男児が誕生した。名は賢治。

賢治の生家は祖父の代から伝わる質屋であり、賢治の父・政次郎もそうだが学問よりも質屋として家業を継ぐことを教えられてきた。

そんな家系であり、宮沢家の長男である賢治は家業を継ぐことはなく、学問の道を進む。

それでも父・政次郎の子供への愛情は変わらなかった。
賢治が病気を患ったときには病室に泊まり込みで看病を続け、看護師さんから怒られることも。

政次郎は浄土真宗の信者であったが、賢治が目覚めたのは別の信仰。
賢治の妹であるトシの別離など政次郎にとっては悲しい出来事がでてくる。

天才・宮沢賢治が誕生するまで決して楽な人生ではなかった。
父・政次郎の奮闘する姿、宮沢賢治の生涯、そんな貴重な物語を描いた作品である ─。

感想

宮沢賢治の生涯という、とても興味のある内容でした。
タイトルだけ見ていると宮沢賢治の父親を賢治目線で書いているのかと思ったが、逆で父親の政次郎目線で描かれた作品。

宮沢賢治は亡くなったあとに多くの作品が評価されるようになって、今では超有名作家ですが、当時はどうだったのか?
そんな宮沢賢治の生涯が描かれているので好きな人にはたまらない物語だと思います。

父親の愛情や教育の仕方、また宮沢賢治の生き方や普段では語られることのない妹との関係など、岩手県の花巻を舞台に鮮明に描かれています。

明治時代という時代の言葉使いや東北訛りなどで文章がしっかり構成されているので、なじみがない感じですが話が面白いのでサクサク読めます。

天才・宮沢賢治はどのようにして育ったのか、興味がある方はぜひ、読んでみてください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA