【あらすじ・感想】ドミノin上海|恩田陸の最新作

これぞ恩田陸さんの真骨頂といわんばかりの圧巻の物語。
前作の「ドミノ」から19年の時を経て、シリーズ第二弾『ドミノin上海』が刊行されました。

恩田陸さんといえば、前作の「ドミノ」や「夜のピクニック」「歩道橋シネマ」など数多くの人気作を描いてきた日本を代表する作家さんの一人です。

女性らしい繊細な表現や独特な世界観があって、個人的にも好きな作家さんです。

今回は新作ということでまだ読んでない方のためにあらすじ・感想をまとめましたので参考にして下さい。

この本の評価
面白さ
(4.0)
内容
(3.5)
読みやすさ
(3.5)
感動
(1.5)
総合評価
(3.5)

あらすじ

イグアナが料理されれば盗賊団が上海に押し寄せ、そこに無双の甘党が上陸。風水師が二色に塗り分けられ、ホラー映画の巨匠がむせび泣くと秘宝『蝙蝠』の争奪戦が始まった!革ジャンの美青年がカプチーノをオーダー、一瞬で10万ドルが吹き飛んだら、上海猛牛号で渋滞をすりぬけ、まぁとにかく寿司喰寧。歯が命のイケメン警察署長が独走し、青年が霊感に覚醒したとき、パンダが街を蹂躙する!張り巡らされた魔術に酔いしれよ!圧巻のエンタテインメント。

「Book」データベースより

前作との違い(ネタバレ注意)

前作の「ドミノ」では東京駅を舞台に27人と1匹が入り乱れ、まるでドミノ倒しのようにすべての出来事がつながっていく物語でしたが、今作の『ドミノin上海』は舞台を上海に移し、25人と3匹がそれぞれ展開し、ラストは怒涛のドミノ倒し!

香港から幻の「蝙蝠」が上海に密輸された、密輸を成功させ、オークションで高値で売ろうとたくらむ骨董商。蝙蝠を追う香港警察。

今回の舞台となるのは上海の一流ホテル「青龍飯店」
このホテルも一筋縄ではいかない。スピード違反を犯し警察に追われる寿司屋、ゾンビ映画を撮影している連中、アートフェアに呼ばれた数多くの彫刻家。

そのころ、上海動物公園から話題のパンダが逃げ出す事件が、成仏できないイグアナも参戦し、次々に倒れていくドミノ ─。

見知らぬ人達が絡み合い、もつれあい、展開されていくパニック・エンターテインメント 。読み終わったあとにあなたはどうなっているのか ─。

感想

前作同様、数多くの登場人物が出てきます。序盤からどんどん出てくるので覚えられるはずがないと思いましたが、最初の数ページに登場する人物がイラスト付きで描かれているので、もし忘れてしまってもすぐに見返して思い出すことが出きます。また、このイラストが絶妙にかわいいタッチで書かれています。

序盤から並べてきたドミノが終盤になって、一気に倒れていく様はまさに圧巻で爽快感がとてつもないです。

これほどの登場人物を書き分け、読者に混乱させないのは、さすが恩田さんだなと思いました。

前作を読んでいなくても関係なく楽しめると思いますので、ぜひ、読んでみてください。

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